リレンザの凄さにビックリする女性

インフルエンザ治療薬は様々な種類があります。その中でもリレンザは世界初の吸入型の抗インフルエンザ治療薬です。リレンザは水がいらないので手軽に服用できるのが特徴です。

リレンザと2016年現在推奨のイブプロフェンの解熱

 ひと頃かなり問題になったインフルエンザ脳症には、ある解熱剤が関わっていたことが明らかとなっています。その解熱剤の使用をやめたところ、インフルエンザ脳症の発生数が激減したことから、インフルエンザの解熱に使う薬には細心の注意が払われるようになっています。
 インフルエンザの症状として高熱が出るのは、免疫細胞を活性化してウィルスを死滅させるためであり、ごく自然なことです。体温が1度上がるだけでも、免疫細胞の活性は相当アップします。むしろ、ウィルスが体内に蔓延しているのに、熱が出ないほうが問題です。40度前後の高熱が一気に出るため、深刻にとらえられがちですが、これは免疫システムが正常に稼働していることの証でもあります。ウィルスが駆逐されたら、高熱を保つ必要はなくなり、熱は自然に下がりますので、体内のウィルスの数のほうに注目すべきでしょう。
 リレンザは、ウィルスの増殖を阻止する薬で、感染から48時間以内に使用すれば、ウィルスの数を抑えるのに効果を発揮できます。リレンザによって増殖するのが不可能になったウィルスは、少ない数のままその場にとどまるしかなくなります。そのうち免疫細胞に見つかり、消滅させられます。数も少なく、限られた場所にしかいなければ、免疫細胞がウィルスを駆逐するのは容易になり、もう活性化している必要もなくなるため、熱は自然に下がります。解熱剤を用いなくても、リレンザでウィルスの増殖をストップできれば、解熱までの時間は短縮できます。
 ただ、どうしても解熱したい場合は、使う薬の種類に気をつけることです。アスピリンは厳禁で、2016年の時点で推奨されているのが、イブプロフェンなどになります。